こんにちは!介護士10年以上、義祖母の在宅介護を約4年間してきたおはぎです。
今回は、介護の始まり。同居家族の介護を始める前から私が心がけている1つのこと。についてです。
この記事に辿り着いたということは、
『同居家族の介護をしようと思っている。』
『既に家族内の誰かが介護が必要になって介護をしている。』
という人じゃないかと思います。
そんなあなたに、知ってもらいたい事が1つあります。
それは、ご自身の『心』と『体』を一番大事にして欲しい。ということです。
決してそれは、介護放棄すればいい。
ということを言っているわけではありません。
私は介護士をして10年以上経っていますが、そんな介護経験の中で介護をしていくうえで心折れないようにするためには…。
自分の『心』と『体』を大切にしないといけない。
むしろ、心と体が健康な人じゃないと介護は出来ない。
そう教わりました。
最近、こんな方に会いました。
祖母の介護が始まって、お世話になった人だから…。
その恩返しに介護をする!そう決めて、
今まで仕事をしながら普通に生活していたのに、祖母と同じ部屋で寝て、夜中の排泄介助をトイレまで付き添ってあげている。
その人は家族中で祖母の介護をしているので一人で介護している訳ではないですが、それでも日中は仕事もしているから、そんな日々が続けば睡眠不足になって体調を崩してしまうかもしれません。
そして、体調を崩してしまえば、祖母の介護も出来なくなります。
そう考えると、やはり一番大事にするべきは自分自身(介護者)なのです。
そんな身内の介護をしながら、今後自分の『心』と『体』を保つためにどうしたら良いのか?
私の経験からお伝えしていきたいと思います。興味がある方は読んでみて下さいね!
介護で人生終わるは違う?介護をしながら自分を1番大切にする事を心がけている
介護をしていると、
『手伝ってあげないと可愛いそう…。』
と何でも手伝ってあげないとダメ。
みたいな感覚を持ってしまう人もいます。
しかし、『介護される側』も『介護する側』もこれは悪循環なんじゃないか?と私は思っています。
毎日いたせりつくせりでは、介護される側(おばあちゃんなど)は、動く必要がないからどんどん体力も弱まってしまいますし、介護する側の負担もダンダン多くなってしまいます。
好循環にするには、
『やるべきことはやって、やらなくていい事はすぐ手放すことです』
介護意外にも家事などやることがあるのだから、『介護する側』も『介護される側』両方が楽な方を選ぶようにしたいものです。
『介護する側』も『介護される側』両方が楽な方を選ぶには?
私が思う、やるべきことはやって、やらなくていい事はすぐに手放すということは下記を利用することです。
それがお互いを楽にする方法だと思います。
・介護サービスを利用して他人様の手も借りる。
在宅介護を義祖母を4年間介護してきました。
その中で感じたことは、一人で介護することの怖さです。
訳あって夫のお祖母ちゃんを介護することになった私ですが、身近で一緒に介護を手伝ってくれる人はいませんでした。
ちなみに、私と義祖母は一緒に同居していて、夫の義父母はいません。
介護は一人でするもんじゃないと思いました。
一人で介護すると、自分の時間が大幅に損なわれるからです。
手伝ってくれる人がいるなら巻き込んで一緒に手伝ってもらった方が良いと思いました。
もし、手伝ってくれる人がいないなら絶対介護サービスを利用した方が良いです。
介護サービスがなかったら私は今頃、介護疲れで心が折れて人生が終わっていたかもしれません…。
介護サービスをフル活用し他人様に沢山…助けてもらいました。
介護サービスを受けるにはまず、介護認定を受けなくてはなりません。
お住まいの包括センターに連絡してみてください。
・福祉用具レンタルサービスを上手く利用する
今は介護ベッドや車イス、歩行器など買わなくてもレンタルが出来ます。
私も義祖母介護中に利用させてもらっていましたが、買えば10万円以上する介護ベッドが千円弱で借りることが出来ました!
必要なくなったら、処分費も必要ありません。福祉用具専門員さんが回収してくれます。
そんな福祉用具のレンタルを利用して普段の介護も楽に!
介護する人はもちろん、介護される側も福祉用具を利用した方が体的にも楽だと思うので、こちらも活用した方が絶対良いです。
月々のレンタル料も高くありません。
福祉用具レンタルはケアマネージャーさんか、担当のケアマネージャーさんがいなければお近くの包括センターへ相談してみてください。
私が福祉用具をレンタルしていた時の料金一覧をコチラの記事に書いています。
↓ ↓ ↓
・介護される側も自分で出来る所は自分でしてもらう。
介護される側(お祖父ちゃん、お祖母ちゃんなど)にも自分で出来る所はしてもらった方が良いです。
『やる気がしない』
と拒否する人もいると思うけど、基本はこの考え方をお互い(介護する側・介護される側)に頭の片隅に入れていた方が良いです。
『何でもしてあげることが良いとは限りません。』
お年寄りになると、自立は難しいかもしれませんが、現状維持を目指して自分の出来ることはしてもらう事が大事だと思います。
出来ないのにさせるのは違うので、見極めが難しいですが、もし悩んだ時は担当のケアマネージャーに相談すると良いと思います。
介護で心が折れる前に!自分の楽しいこと・好きな事も時には優先する
『日中、介護が必要なお祖母ちゃんを一人に出来ない!』
そんな風に自分の好きなこと、やりたい事を犠牲にしてばかりでは、心が疲弊していつか心が折れてしまいます。
介護ばかりしていたら、何のために生きているのか分からなくなりそうです。
介護用語で『レスパイト』という言葉があるのを知っていますか?
このレスパイトとは介護休暇を意味しています。
日頃の介護疲れを取るために、介護している人を病院や施設などで見てもらい、介護者は介護休暇を取ります。
介護休暇を取って、普段出来ない好きなこともしていいですし、休んでもいい…。
私はこのレスパイトを利用して好きな旅行へいきました。
長い期間休めた訳ではないですがそれでも、心身共にリフレッシュ出来ました。
楽しみがないといつか心が折れてしまいます。
介護で心が折れる前に自分の楽しいこと好きな事も時には優先して下さい。
私はいつも義祖母を介護している時、自分の心のバランスも調整していました(#^.^#)
最後に
ご家族の介護が始まって『人生が終わった』または、身内の介護をしていて『心が折れる』
そう思う人も少なくないと思います。
介護をしていると、つい、自分のことを犠牲にしてしまいがちですがご自身の『心と体』を常に大事にし、
介護をするからといって人生終わったわけではなく、今は介護保険という良いサービスを利用し他人様の手を借り助けてもらい。
レスパイトという介護休暇を利用して自分の好きなこと、楽しみを時には優先にしリフレッシュして欲しいです。
介護者の心のバランスを保ちながら、介護することが本当に大切だと私は思っています。
・福祉用具レンタルサービスを上手く利用する
・介護される側も自分で出来る所は自分でしてもらう