祖母を施設に入れるタイミング!入所を拒否され説得から諦めへ?





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こんにちは!義祖母を介護しているおはぎです。

今回の記事は、介護4になった義祖母の施設入所が決まり、その後入居拒否をされ、説得の末義祖母自身から入所を決めてくれた話になります。

施設入所の申し込みをして3ヵ月…予想をはるかに超えた、早い段階で施設入所が決まったのです。

 

その知らせを義祖母に話すと入所を拒否されました。

 

私(介護者)自身も1年~2年は待つかと思っていましたから本当に驚きました。

そんな施設入所を拒否する義祖母を親類などに説得してもらうことに…。

最後は、納得というより義祖母に諦めてもらう感じで施設入所を決意してくれたのです。

それは、まず孫嫁が主に介護をしていること。

また、それを周りで見ていた親類と義祖母の友達も施設入所が義祖母や私(孫嫁)のためにも良いと判断したからです。

介護が必要になった義祖母を誰もが自宅にいる事を望みませんでした。

主で介護出来る人が私(孫嫁)しかいなかったからです。

そんな事から義祖母は納得というより諦めた形で施設入所を決めたのです。

この記事は義祖母の入所までの経緯を書いてます。

それは、施設に入れる事を決めたタイミングだったり、祖母を施設に入れる時…私自身の葛藤も書いています。

やっぱり、今まで一緒に住んでいた義祖母をお引越しさせるって色んな葛藤がありました。

祖母を施設に入れる事を決めたタイミング!考え始めたキッカケ

『自宅で最期を迎えたい』という義祖母の願いからから、私もそれが出来たらいいな。

と義祖母の要望に応えられるよう頑張ってきましたが…。

 

それでも介護側の限界があります。

 

そんな私の介護負担から施設入所を考え始めたのがキッカケです。

施設入所を考え始めたキッカケ
1.祖母一人で自宅にいることへの危険と不安
2.介護負担が重くなってきた
3.自宅にいても施設同等の費用がかかる
4.介護者のイライラが多くなる
5.介護のために仕事を休むことが多くなってきた

1.祖母一人で自宅にいることへの危険と不安

介護3になると義祖母が一人で留守番中に転倒を繰り返すようになりました。

私が自宅に帰ると転倒し床に座ったまま立ち上がることが出来ず3時間位このままだった。

そう話していました。

暖かい時ならまだよいのですが、冬など寒い時期にこうなると、体も冷えるしゾッとしました。

そんな転倒を繰り返し介護4に…。

介護4になるとほぼ動けません。

そんな祖母を一人自宅に残し、お留守番をさせることに不安を感じるようになったのです。

2.介護負担が重くなってきた

介護2や介護3その段階でそれなりにお手伝いは必要だと思います。

そんな段階を経て介護4になるとかなり介護負担がかなり多くなってきました。

時間はそこまで取られないですが、朝昼晩の食事の介助、トイレの排泄介助、衣服の着脱など…。

とにかく…細かいことが増えて介護だけではなく仕事、育児、家事と忙しくて本当に大変でした。

3.自宅にいても施設同等の費用がかかる

一番許せなかったのがやっぱり介護にかかる費用です。

その理由は自宅にいても施設同等の費用がかかっていたから。

介護4になるとほとんど歩けなく車イスで移動するようになりました。

義祖母の家は自宅から外へ出るのに結構な階段があったんです。

この階段が降りれないために介護タクシーを利用するようになりました。

 

介護タクシーは基本実費です。

 

この介護タクシー代+介護サービス利用料(デイサービス、ショートステイなど)+通院の合計料金が施設に入所したときとほぼ同等の料金を取られるようになっていました。

介護タクシーがなければ、義祖母が外出することはほぼ出来なかったから助かったのは確かです。

ですが、介護料金がかかる割には、サービスがあまり受けれない(外に出るたびお金がかかるから)という状態になり納得がいかなくなってきたのです。

4.介護者のイライラが多くなる

介護4になると義祖母の介護をすることが多くなり、イライラしている自分に気が付きました。

相談に乗ってくれる親類はいたものの、普段介護を手伝ってくれる人はいなかったので一人の介護に限界を感じてきたのです。

このままじゃ義祖母にも自分にも良くないと感じるようになってきていました。

5.介護のために仕事を休むことが多くなってきた

介護3、介護4、義祖母は体調を崩すことが多くなりました。

デイサービスに行っても熱が出れば迎えにいったり、医者にいったりとその度に早退、会社を休むようになります。

育児・介護に理解のある会社だったので休みやすかったのは幸いですがそれでも収入が減ってしまいました。

そんなことから、親類と相談して施設入所申請を提出を決めたのです。

そして、3ヵ月で入所出来る知らせを受けたのですが…。

義祖母は施設に入所することを嫌がりました。

祖母から施設入所の拒否と説得へ…。

申請してたった3ヵ月で入所決定の知らせを受けたことに驚いた私。

そして、スグに『はい。お願いします』とは言わず、ちょっと…家族内で考えさせてください。

という返答をしました。

施設の相談員さんからは、1週間位で入所するかを決めて下さい。

と言われて…。

まずは親類(娘、兄弟)に伝えると、皆義祖母が施設に入ることを望んでいました。

その後、義祖母に施設入所の事を話すと『考えさせてほしい』と言われてその後、施設入所を拒否されたのです。

施設に入りたがらない祖母を説得した人!入りたくない理由は?

そんな義祖母を施設に入所するよう最初に説得した人は私ではなく親類や義祖母の友達でした。

最後は私(孫嫁)です。

祖母を説得した人
・娘さん
・義祖母の友達
・孫嫁(介護者)

・娘さん

義祖母の娘さんは遠方にもいたことから自分が介護出来ないと思っていたので施設入所を賛成してくれました。
義祖母に強く施設に入って欲しいとは言わなかったけど、やんわりと説得していました。

・義祖母の友達

介護経験のある義祖母の友達は、義祖母に施設は悪い所じゃない。
私にも義祖母にとってもその方が良いっとずっと何度も何度も説得してくれていました。

そして、引っ越しても家族同士が会えなくなる訳じゃない。と…。

・孫嫁(介護者)

迷っている義祖母に入居を選択させたのは私自身です。

結局のところ、主で介護する人が、『介護は出来ない』といえば要介護者はそれまでです。

義祖母が弱い立場であることをわかっていたけど、これからの自分の生活(子供・家庭のことや仕事のこと)を思うとどうしてもこの機会を逃したくない!と思ってしまいました。

一度、施設入所をお断りすると、順番待ちの最後尾に回されて何年も待つと聞いていたので…。

義祖母の施設入所を望まない親類も!

もちろん、義祖母の施設入所を望まない親族もいました。

それは、コロナ禍もあり義祖母になかなか会えなくなるからです。

会えたとしても面会・時間制限あり、アクリル板越しの対面などで話づらくなります。

特に高齢の親類にとっては耳が遠い者同士のアクリル板越しの会話はほぼ成立しないといっても言いくらいです。

義祖母が施設入所を拒んだ理由は?

そもそも、義祖母が施設入所を拒んだ理由何なのか?

 

それは、家族や親類と会えなくなるからです。

 

施設に引っ越してしまえば、自分からは会いに行くことはできないし、相手(家族・親類)任せになってしまいます。

コロナ禍の前は、家族・友人なども自由に施設に入ることが出来て面会もお部屋で出来ていたそうです。

しかし、今はそれが出来ない。

そんなこともあって、施設に入ったら家族に会えなくなる。と思っていた義祖母。

誰からが必ず月に1回は、会いにいくからね。と約束したら義祖母は納得しました。
(義祖母が入所する施設はコロナ対策もあり月1回の面会に制限されています)

祖母を施設に入れる時の葛藤!その心情と気持ち

義祖母が施設入所が決まる前、様々な葛藤がありました。

祖母を施設に入れる事が可哀想?罪悪感を感じる。

施設入所の申請を出す前、葛藤していました。

それは、義祖母が元気な時に話ていた、「最期は家にいたい。」という言葉があったからです。

義祖母とは10年以上同居もしていたために情もあり、施設を入れることが良いことなのか葛藤していました。

しかし、自分自身義祖母と接するときにイライラしている自分がいて、この生活にも限界を感じていたのは事実です。

親類は皆、義祖母が施設に入所することが義祖母にとって良い。

と言っていたけど、自分の中ではモヤモヤした気持ちでいっぱいでした。

そんな様子をケアマネさんに話すと、「要介護者の要望か」、「介護者の要望か」どちらを取るかの瀬戸際にきているのかもしれない…。

そう言われました。

私は結局、自分自身のことを考えて施設入所の申し込みをすることにしたのです。

それでも、施設入所が決まった時から見せる義祖母の寂しそうな顔。

「最期を自宅で迎える」という、義祖母の願いを叶えてあげることが出来なかった。

という罪悪感と可哀想と思わずにはいられませんでした。

義祖母の願いを叶えたいという想いと自分の生活を選んだしまったという罪悪感、矛盾した気持ち。

複雑な感情になってしまいました。

祖母を施設に入れる時の葛藤を晴れさせてくれた人達

そんな葛藤したモヤモヤした気持ちでいる中、周りの人から言われた言葉が葛藤を晴れさせてくれました。

今思うと、相談できる人がいるって恵まれた環境だったな…。ありがたいな…。と思います。

施設は姥捨て山ではない

すでに母を介護施設に入所させてる会社の先輩に義祖母の話をすると、

 

「施設を姥捨山とでも思っている?」

 

と言われました。

施設はお互いにとって良い所だよ。

自宅だと家の人が留守の時は放置気味になるけど、施設なら24時間だれかの目に留まるし…。

室内は温度一定だからおばあちゃんの体にも良いはずだよ~。と…。

実際施設に入所してもらったあとは、施設の職員さんが良くしてもらっているから。大丈夫だ、心配ない。と言われました。

施設入所まではお互い寂しかったですが、入所して2ヵ月くらい経つとお互い慣れてくるみたいです(*’ω’*)

介護者を大事にすること!

これは介護施設に勤める友人と話した時のことです。

義祖母が介護4になり、このままじゃヤバい!ということになって。

義祖母の面倒も大事だけど、介護している私自身も大事にしないとダメだ。

と言われました。

それは、主になる介護者がダメになれば、義祖母もダメになる。

ということだったんです。

考えれば本当に、そうなんですが…。

その時、自分のことより義祖母のこと中心に考えていた私にとってはハッとさせられる言葉でした。

確かにそうだな…と思って自分自身のことも考えるようになったのです。

お互い良い状態で別れられる

施設入所時、お互いに寂しいし、要介護者を可哀想とも思ってしまいます。

しかし、その状態で入所が決まれば返ってお互い良い関係で別れられて過ごすことが出来る。

とご近所の介護士さんから言われてこれも、『そうだな…。』と納得しました。

このまま私が介護し続けてイライラして義祖母と主従関係になっても嫌だし。

結局、介護側の方が強いですよね…。介護拒否すれば介護される側は困ります。

そんな気持ちで介護し続けても自分自身にも嫌気が刺しそうです。

お互い、施設入所で寂しい。と思う状態は関係が良いまま終わることが出来て、良い選択だったのかもしれません。

最後に

介護している人を施設に入れるタイミングはいつなのか?

施設入所を考え始めるキッカケは介護者それぞれだと思います。

中には介護5になっても在宅介護する介護者もいますし…。

私が施設入所を考え始めたキッカケはやはり、一人介護の限界を感じたことからです。

何より義祖母と接す時にイライラする時もあってこのままじゃいけない!

そう思ったことがキッカケです。

義祖母のことを考えると、何十年も自宅で過ごして高齢になってからのお引越し!寂しさや不安など色んな感情があったと思います。

施設入所当日…義祖母は家を出る時泣いていました。

この涙に私は泣いてはいけないと涙をこらえるので精一杯。可哀想でした。

そして、送迎してくれた介護タクシーの介助員さんも、もらい泣きしていました。

義祖母自身、色んな想いを抱えて、諦めでもいいから施設入所を決めてくれた事へ感謝したいと思います。

そして、引っ越してしまえば義祖母もその場所に慣れて元気で過ごしてくれています。

私達も会いに行きます。





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